名残りの走行 桜の季節をかけぬけて
桜花爛漫の季節を駈けぬける紀勢線のキハ85系(ワイドビュー南紀)ですが、後継車両のHC85系は2022年以降に本格導入とのことで、本年をもってその名残の姿となる可能性もたかまります。
秋の日 茶畑の秋芽
紀勢本線の栃原付近では、茶畑に手が届きそうな近さでキハ85系「南紀」が走ります。きれいに刈り揃えられて柔らかな曲線のうねる茶葉の秋芽を車窓に映し、新宮にそして名古屋へと列車は通過していきます。
樹齢600年大クスの巨木とヒガンバナ
ようやく上った朝日に照らされる田畑や用水周辺のヒガンバナが、新宮・熊野発、始発特急南紀の車窓にあざやかな朱色を映じます。 一方、国司北畠家や南朝派一族の歴史を伝える前村の大クスと呼ばれる、樹齢600年の巨木の文字通り樹下を名古屋をめざしてキハ85系が通過します。
2020盛夏 海浜特急 天空列車
2020年の盛夏、紀伊長島付近の海浜は、海水浴に興じる子供たちの歓声があがります。潮騒とともに砂浜の波がどこまでも続くかなたを、6輌、4輌編成のキハ85系ワイドビュー南紀が行きかいます。 一方、海と山が接する地形ゆえ山中の高架橋をわたるときは、あたかも天空をかける列車のおも...
五月晴れの大空を・・・
紀勢線は栃原付近で深い谷川をわたります。 五月晴れの空にあざやかな幾何学模様をえがく橋梁を、特急用気動車キハ85系「南紀」が通過します。 一段高い座席に大型の窓、「ワイドビュー」の名を冠された列車にふさわしい車窓の眺めがあたりにひろがります。...
河津桜の咲く渓谷を・・・
令和2年(2020年)、北牟婁郡紀北町相賀を流れる銚子川。渓谷沿いに咲く河津桜のかなたを、キハ85系「南紀」や、国鉄形気動車キハ40系の後継車キハ25 が通過します。
紀勢本線全通60周年記念列車
2019年7月13~15日の三日間、キハ85系仕立で下り2本上り1本の記念列車が、熊野路を走行しました。梅雨の時期ということで天候は今一つでしたが、ヘッドマークとともに景勝地では徐行運転のサービスもあり、三連休期間のイベントとしてにぎわいました。...
ミャンマーのキハ40系たちその後
2018年9月8日の朝日新聞「みちものがたり」紙上に、ミャンマーに渡ったキハ40系列車の記事が掲載されました。 線路とホームの高さに差がないので、乗り降りに苦労する人もいるが、「バリアフリーはないけれど、助け合いがある」。...
鋼製車体の風格
熊野市駅を発車する新宮行キハ40系列車です。半逆光ぎみの朝日にサイドビューを映じさせ、井戸川の橋梁をわたります。気動車が軽量ステンレス車体に置き換わる中で、JR東海の鋼製車体は名松線のキハ11形0番台と紀勢線・参宮線のキハ40系がだけとなっていきました(2016年3月廃)。...
参宮線全通100周年記念入場券と記念列車
今から6年前の夏、(2011年7月21日)多気駅と鳥羽駅を結ぶJR参宮線開通100周年を記念して、硬券入場券セットが多気駅、田丸駅、伊勢市駅そして鳥羽駅で発売されました。 鳥羽駅などでは発売開始8時に先立ち、朝6時には人が集まるという事態の中、全体を通じ600セットともいわ...