紀勢線荷坂トンネル 冬至
紀勢線梅ヶ谷駅と紀伊長島駅の間は荷坂峠で隔てられます。列車は重厚なディーゼル音をトンネルに反響させ峠越えにかかります。冬至の夕日をうけて荷坂トンネルを通過した列車はそれぞれ、いくえにも重なる山々が夕映えのなか見えかくれする山間地(上り)や、暮れなずむ海(熊野灘)とはじめて出...
青空 清流 紅葉
紀勢線阿曽駅を発車した多気駅行列車は、やがて大内山川を車窓左手はるか下に眺め進行します。とりわけ晩秋の一時期、青空を水面いっぱいに映してひかる澄んだ水、そして川面に影をおとす紅葉した木々のいろどりは、秋日に輝く列車と絶妙のコントラストを見せてくれます 。
紀勢線 宮川橋梁 暮秋
紀勢線の撮影スポットとしてあまりにも有名な宮川橋梁の俯瞰場所ですが、晩秋の晴天時、三瀬谷15:57発新宮行333C列車は、日没まじかな西日にサイドビューを輝かせ一気にかけぬけます。 惜しむらくは、ここにツートン車両を配置できたらというのは私だけでしょうか。
熊野 徐福伝説の現地を走行する・・・
紀勢線新鹿(あたしか)駅と波田須(はだす)駅の間、徐福(じょふく)が漂着したとされる矢賀(やいか)の磯を眼下に見て列車は走ります。この写真で白く波立つ浜のあたりです。徐福は紀元前3世紀中国 秦の始皇帝に仕えた方士(神仙思想の行者)です。始皇帝の命をうけ、不老不死の仙薬を求め...