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宮川橋梁 初夏

 紀勢本線の三瀬谷~滝原間に一級河川宮川をまたぐ宮川橋梁(1926年竣工)があります。宮川をはさんで建てられた石積みの橋脚以外支えるもののない長大な橋梁は、部材を三角形になるよう結合したワーレントラス橋です。それにつながる部分は桁をかけただけの一般的なプレートガーダー橋です。川底から50メートル以上、全長155.5mからなる様々な土木技術をとりこんだ橋梁は、圧倒的な存在感で宮川渓谷に君臨しています。

三瀬谷ダムを列車の背後に見る場所は、宮川水系最大の支流、大内山川との合流点になります。紀勢本線は梅ケ谷付近までこの川に沿いながら南下を続け、熊野・新宮をめざします。

キハ85系「南紀」は、編成のバリエーションをきわだたせて熊野・新宮、名古屋へと宮川橋梁を通過します。

            (モノクロ写真は土木学会附属土木図書館所蔵)




三瀬谷ダム(1967)竣工以前の風景
「宮川橋梁全景」と題する絵葉書


ワーレントラス橋の架設


プレートガーダー橋の架設













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